ごあいさつ

近年、発達障がいのことが、社会で広く知られるようになりました。

各分野での研究もずいぶん進んできたように思います。

 

ただ、外からは見えにくい、わかりにくい障がいです。

個人差が幅広いこともあって、各家庭や支援現場での対応は、まだまだ試行錯誤なのではと思います。

 

発達障がいがどんな障がいなのかを知ること、つまり、なぜ?と思える行動がどういうメカニズムで起こっているかが腑に落ちると、支援の意義や必要性に納得がいきます。

そしてそれは、障がいに向き合おうとする意欲とパワーを引き出し、自ら学んで成長していく姿につながることを、多くの相談で目の当たりにしてきました。

 

家族をはじめとした周囲の方たちが発達障がいを理解して、本人に合った手助けを実践すること。

そして、本人自身も発達障がいを知り、特性とうまく付き合って生きていくこと。

 

当ルームでは、このプロセスを一緒に考えていくことで、その人らしい人生を豊かに幸せに生きることをお手伝いできればと願っています。

 


カウンセラープロフィール

臨床心理士・公認心理師  坂口 美由紀

 

九州大学大学院教育学研究科修士課程修了後、知的障がい者通所授産施設、福岡市内の療育センターを経て、2006年12月福岡市発達障がい者支援センター(ゆうゆうセンター)に開設から携わり、発達障がい者本人やその家族の相談に応じる。

2016年より、短期大学講師として勤務するかたわら、発達障がい専門の相談場所として『カウンセリングルーム小箱』を開設。

その他、特別支援学校のスクールカウンセラーに従事した経験もある。

 

格子や古い町並みが好きで、旅先で古民家や町家を見ると血が騒ぎます(^^)/